田舎への移住を決意した理由は?|田舎移住者10人に聞く!


最近、田舎への移住者が増えています。

 

確かに都市生活は、満員電車、残業、職場での人間関係ストレスも・・・自然豊かな田舎でいやされたくなる気持ちもわかります。思わずネットで畑付きの田舎物件をチェックしてみたり。。

かといって本気で「移住」を決断できるかというと・・仕事、収入、家、引っ越し、友達、家族、子供の学校、などなど想像するだけで気が滅入ってきそうです。

 

そこで今回は、実際に田舎に移住した10人にインタビュー。

「なぜ、どうやって、田舎への移住を決意したのか?」

を具体的に教えてもらいました。

 

実際に移住した人ってどんな人なのか、

どんな理由で移住を決めたのか、

がわかると・・

「私には合わないな・・・」となるかもしれませんし、

はたまた、

本気で田舎移住を考え始めるきっかけになるかもしれませんよね。

 

それでは移住者のリアルボイス、じっくりご覧ください!

「リアルな現場にいたかった。」

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井筒耕平さん
移住元→先

東京→岡山県備前市→岡山県美作市→岡山県西粟倉村

移住した年月

2005年4月(岡山県備前市への移住)

移住したときの家族構成

独身(30歳)

移住前のお仕事

自然エネルギー関連会社員

移住後のお仕事

自然エネルギー関連会社員→起業(村楽エナジー株式会社

田舎への移住を決意した理由を教えてください。

東京では自然エネルギーのコンサルティングの仕事をしていました。

でも先にコトが起こるのはいつも地方の現場で、それが徐々に中央の政策に反映されて行くのをみていて、地方の先駆的な現場にいたいと思うようになりました。

そんなときに、岡山県備前市でちょうど関連会社が立ち上がる事になり、すぐに手を上げました。

「生活と仕事を一緒にしたかった」

井筒木綿子さん
移住元→先

神戸→岡山県備前市→岡山県美作市→岡山県西粟倉村

移住した年月

2008年12月(岡山県備前市への移住)

移住したときの家族構成

木綿子さん(24歳)、夫:耕平さん(33歳)

移住前のお仕事

会社員

移住後のお仕事

主婦、夫婦ユニットmenpei

田舎への移住を決意した理由を教えてください。

結婚した相手が田舎の会社員だったので。

夫と私の仕事の中間に住み、夫は岡山へ、私は神戸へ、と互いに反対方向へ通勤するスタイルも検討しましたが、生活と仕事を一緒にしたかったので、私が仕事をやめる決断をしました。

「イベントに参加して即決め」

田舎暮らし|移住者のリアルボイス|井上ポートレート

井上直美さん
移住元→先

山形県酒田市→岡山県美作市

移住した年月

2013年3月

移住したときの家族構成

直美さん(34歳)、長男(中学生)、長女(小学生)

移住前のお仕事

辻占い師

移住後のお仕事

辻占い師(inhome

田舎への移住を決意した理由を教えてください。

もっと自然の中で暮らしたいと思っていて、ツイッターで田舎体験イベント「山村ワーキングホリデー」の情報を見つけて、すぐに応募しました。

8月のイベント参加を経て、次の年始には家を決めて挨拶回りをしていました。

「田舎で輝いている人たちに憧れた」

田舎暮らし|移住者のリアルボイス|藤井ポートレイト01

藤井裕也さん
移住元→先

岡山県岡山市→岡山県美作市

移住した年月

2012年4月

移住したときの家族構成

独身(24歳)

移住前のお仕事

大学院生

移住後のお仕事

地域おこし協力隊

田舎への移住を決意した理由を教えてください。

単純に田舎が面白そうだったから。

岡山の田舎で輝いている人たちを見て、ああいうふうにやってみたい!と。

それに東日本大震災の影響もあります。震災をきっかけに、食の安全や生活の安全に目が向くようになると、田舎が視野に入ってきました。

「いまコンテンツがあるのは田舎」

田舎暮らし|移住者のリアルボイス|桑田ポートレイト01

桑田聡志さん
移住元→先

広島県廿日市市→岡山県奈義町→岡山県美作市

移住した年月

2012年9月

移住したときの家族構成

独身(24歳)

移住前のお仕事

会社員

移住後のお仕事

地域おこし協力隊

田舎への移住を決意した理由を教えてください。

英語を学んでいたのですが、あるとき、言葉を話せるかどうかよりも実はコンテンツが重要なのだと気づいたのです。
じゃ、いまどこにコンテンツがあるかというと、田舎だった。
そのタイミングですばらしい出会いがあり、「地域おこし協力隊」という形で田舎に飛び込む事を決意しました。

「本当においしい物は田舎で消費されている」

田舎暮らし|移住者のリアルボイス|山本夫妻

山本敦史さん
移住元→先

大阪→ベルギー→岡山県美作市

移住した年月

2012年10月

移住したときの家族構成

山本敦史さん(28歳)、妻:侑香さん(28歳)

移住前のお仕事

ジュエリーデザイナー

移住後のお仕事

ジュエリーデザイナー、野菜の販売、製材所勤務、ブライダルプロデュース

田舎への移住を決意した理由を教えてください。

物作りが仕事なので広い場所が欲しいとか、いろいろ理由はありますが、でも一番大きな理由は、「食」です。こちらでは、自分の食べる物を自分で作ることができるし、ご近所からもたくさんいただけて、本当に食が豊かになりました。常に旬の物が食べられる、幸せな事です。

実際に移住して来てわかりましたが、本当においしい物は田舎で消費されているんですよ。

「田舎にいると、いきいきした絵が描ける」

田舎暮らし|移住者のリアルボイス|宇治

宇治(山本)侑香さん
移住元→先

大阪→ベルギー→岡山県美作市

移住した年月

2012年10月

移住したときの家族構成

侑香さん(28歳)、夫:山本敦史さん(28歳)

移住前のお仕事

テキスタイルデザイナー(会社員)

移住後のお仕事

プロダクトデザイン(民芸新時代)、グラフィックデザイン、刺繍オーダー

田舎への移住を決意した理由を教えてください。

私の場合は実家が田舎にあるので、ベルギーから帰国してしばらく実家でイラストの仕事をしていたんです。
そうしたらとても仕事の調子が良くて。自然のモチーフに囲まれて、いきいきした絵が描けるんです。

それと、まだ子供はいないのですが、私自身が田舎で育ってよかったなと思っているので、将来子供は田舎で育てたいなーと思っていたというのもあります。

「自然の中で子供を育てたい」

田舎暮らし|移住者のリアルボイス|武中

武中今吹さん
移住元→先

東京都→岡山県美作市

移住した年月

2014年3月

移住したときの家族構成

今吹さん(26歳)、長男:太郎くん(6歳)、長女:いろはちゃん(3歳)

移住前のお仕事

エステティシャン

移住後のお仕事

農業

田舎への移住を決意した理由を教えてください。

やっぱり自然の中で子供を育てたい、というのが一番大きいです。

また、シェアハウスに住みたいと思っていたので、田舎のシェアハウス(山村シェアハウス)を見つけて、ここに決めました。ここでは子供たちもいろんな人と関われるし、子供の成長には良い環境がそろっているんです。

 


 

さて、「移住者のリアルボイス」いかがでしたか?
 
それぞれに移住の理由は異なっているとはいえ、調べに調べて、とか、熟慮に熟慮を重ねて、というよりも、「縁」や「出会い」で直感的とも言える決め方をしている場合が多いようです。一昔前の「田舎暮らし」とは、その辺も大分変わって来ているのではないでしょうか?
 
先達たちのリアルな声を聞いて、田舎暮らしへの思いが一層強くなってしまったら!田舎への入り口として私たちが提供している「山村シェアハウス」(岡山県美作市)、ぜひのぞいてみてください。
 
また、田舎の資源や技術などを掘り起こして販売している「民芸新時代の直販店」もぜひご覧ください!


能登 大次

山村クリエイティブディレクター 1974年生、仙台出身。2005年、妻とともにプロダクトデザイングループ「能登夫妻」を立ち上げ、企画から生産まですべて自分で行うセルフプロダクションのスタイルで活動。 2012年4月、中国山地の山村「梶並」へ電撃移住。美作市地域おこし協力隊の一員として農・林・移住促進事業・地域商品開発・地元高校の講師などなど東奔西走しながら、妻と小さな娘とおてんば犬との田舎暮らしを満喫中。 >この著者の記事一覧

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