築200年の古民家を探索してみる!!|古民家再生DIY
というわけで、先日お借りした築200年の古民家。
まずは「ビフォアー」を記録しておかねば、ということで内部を探索してみました。
築200年の古民家を借りてしまいました。|古民家再生DIY!
憧れの蔵がついている!!
家屋は南向き、東側に憧れの蔵付きです。
玄関右側にお風呂の焚き口!!
そしてこれが南側正面の玄関。
右側には、これも憧れのお風呂の焚き口!!
薪のお風呂に入るの、楽しみ~。
いざ家の中へ
さて、では玄関から入ってみましょう。
土間が広い!!
土間だけで10帖くらいありそうです。
これって2階??
土間から上を見上げると・・・どうやら2階があるようです。
気になる。。
あたりには階段もはしごも見当たらないので、とりあえず脚立で登ってみましょうか。
2階に登ってみると・・・
ほえ~、、大量の・・・ミツマタが、屋根裏に積んであります。
ミツマタは、かつてこの地域の主産業の一つだった和紙の原料になる低木です。
もはや歴史ですね。この屋根裏は。笑
そして構造が予想以上にかっこいい!!
古民家の天井を抜くと・・・寒いし、上からゴミが降ってくるし、と、現実的にはいいことないんですけど、でもやっぱりこの梁や藁葺きの構造のかっこよさは捨てがたいなー・・・。悩みどころです。
台所もその奥の居間も荒れ放題・・・
キッチン、だいぶ荒らされてますね。
食べ物があるところはやっぱり。ケモノちゃんにいじられますから。
お!居間に掘りごたつ!!これは使いたいな。
ケモノさん、意外とお行儀がよいのですね・・・
お風呂とトイレのドアを開けてみると・・・荒れ放題。
ケモノの糞だらけでひどい状態です。
けど、、考えてみるとケモノも結構お行儀よく、トイレで用を足すんですね。笑
南側の部屋
さてでは土間で右を向いて、南側の部屋を見てみましょう。
正面の焦げ茶色の建具、かっこいいですね〜。
この段階で、とっておいて使うもの、捨てるもの、畑で焼いちゃうもの、と頭の中で分別しておきます。
何回か古民家の改修・再生をやってきてようやくそういうのがわかってきたような。
南側手前の部屋と縁側
いろいろとヘビー級のこの家だと、この辺は普通過ぎてノーコメント。笑
南側の奥へ
なはは、傾いてますね〜。せっかくなので角度を測ってみなければ。
で・・・
この左側のふすまの向こうにもう一部屋あるはずなんですけど、ふすまが開かないんですよね。
なんか重いものに圧迫されているような・・・
北側の奥の部屋は開かずの間・・・
がび〜ん・・・なんだこりゃ〜!!!
どうやら長い間「開かずの間」として使って(?)きた部屋のようです。
向こうが見えない・・・
さて築200年の古民家ツアー、どうでしたか?
きっと「本気でここに住むの??」って思ったことでしょう。笑
でも、ヒトが住まなくなると遅かれ早かれケモノに侵入されてしまうので、住まなくなって10年も経っているお家ですから、ある程度の被害は想定内です。
それよりもこの家、よいところがいろいろあるんです。
その1:風通しがよく、ほとんどカビが出ていない。
山村の古民家住まいは、基本的にカビとの戦いです。
だから家を閉め切って10年も経っている家でカビが全然生えていないというのは、かなり好条件と言えると思います。
その2:床&土台がしっかりしている。
もともと風通しが良い立地な上に、床下を塞いでいなかったのがよかったのでしょう。古民家は、床下にケモノが侵入するのを防ぐために、トタンなどで床下を塞ぐことが多いのです。そうすると床下に風が通らなくなるので、ヒトが住まなくなると床&土台がすぐに腐ってしまいます。
その3:ロケーションが最高!
家のコンディションは直せますけど、移築でもしない限り家のロケーションは変えられませんからね。
というわけで、とりあえず、これがいわゆる「ビフォアー」です。
最後に「アフター」と比べてみるのが楽しみですね。
まだぜんぜん「アフター」の想像がつかないですけど。。
ではまずは・・・掃除から!!
たいへんだ〜