古民家暮らしのリアルな話し|古民家に移住した8人に聞く!


大自然に囲まれた古民家、かまどで炊いたご飯、そして薪ストーブでぽっかぽか・・・
憧れますよね、古民家暮らし。
 
でも・・・
かまどご飯を食べるためには火をおこさなければいけませんし、
薪割りをしないと薪ストーブは使えません。
しかも古いお家ですから、虫が入って来たり、すきま風が吹き込んだり。。
 
古民家暮らしにはあこがれるけど、自分は本当に古民家で暮らしていけるのだろうか・・・?
っていう不安も、なきにしもあらず、ですよね。
 
そこで今回は、実際に古民家暮らしをしている8人にインタビュー。
憧れの「古民家暮らし」のリアルな部分を赤裸々に話していただきました。
 
古民家移住を検討する際、ぜひ参考にしてみてください!
 
というわけで移住者のリアルボイス、じっくりご覧ください!!

「古民家には柔らかさがある」

田舎暮らし|移住者のリアルボイス|赤星家ポートレート

赤星賢太郎さん
移住元→先

岡山市→岡山県美作市

移住年月

2012年5月

移住したときの家族構成

独身(24歳)

移住前のお仕事

ウェブデザイナー(東京でウェブプロダクション勤務)

移住後のお仕事

ウェブデザイナー(独立)、DTP、映像制作、美作市地域おこし協力隊

古民家の築年数

約130年

改修の有無

床の張り替え、10年ほど前に水回りは改修済み

古民家暮らしって、どうですか?

非常に気に入っています。
僕は気に入っているのですが、、女子には少々難があるようです。笑

それはなぜ?どういうところが?

やっぱり木の感じが好きなのと、そして夏がすずしくてクーラーがいらないのが、いいですね。
 
でも女子にとっては、虫がね。。

古民家と都会の家(マンションなど)と、一番どこが違いますか?

密閉度、そして素材・・・ですかね。
都会の家はソリッドな感じがして、古民家には柔らかさがあるというか。
 
それと、古民家だと遠慮なく自分でいろいろカスタマイズできるのがいいところ。
もちろん家主さんとの相談次第ですけど、薪ストーブを入れたいとか、ちょっとここの壁を抜きたいとか。笑
それも基本の素材が木だからやりやすいという面もありますけど、都会の住宅ではなかなかそれは難しいですよね。

「掃除だけでひとしごと」

田舎暮らし|移住者のリアルボイス|赤星信代ポートレート

赤星信代さん
移住元→先

東京都江東区→岡山県岡山市→岡山県美作市

移住年月

2013年8月(美作市への移住)

移住したときの家族構成

信代さん(31歳・上記賢太郎さんに嫁入り)

移住前のお仕事

カフェ店員

移住後のお仕事

主婦

古民家の築年数

約130年

改修の有無

床の張り替え、10年ほど前に水回りは改修済み

古民家暮らしって、どうですか?

とにかく・・・掃除が大変!

それはなぜ?どういうところが?

とにかく・・・広いから。笑
 
私が気になってしまうたちなので。
さすがに毎日はできないですけど、掃除だけでひとしごとになっちゃいます。笑

古民家と都会の家(マンションなど)と、一番どこが違いますか?

清潔感と気温・・かな。
 
マンションは隙間がなかったけど、古民家は隙間だらけ。
だから冬は寒いし、夏は虫がどんどん入って来るし。。
 
その分、夏は涼しいですけど。
ちょっと寒いくらいの時だってあります。

「夜でもおかまいなしにギターが弾ける」

田舎暮らし|移住者のリアルボイス|能登家ポートレート

能登大次(本稿著者)
移住元→先

埼玉→岡山市→岡山県美作市

移住年月

2012年6月(美作市への移住)

移住したときの家族構成

夫:能登大次(37歳)、妻:美代(33歳)、長女:菊花(1歳)

移住前のお仕事

デザイナー(能登夫妻

移住後のお仕事

デザイナー(能登夫妻民芸新時代)、美作市地域おこし協力隊、NPO(山村エンタープライズ)

古民家の築年数

約80年

改修の有無

二階の倉庫の床を張り直し、オフィスに改装

古民家暮らしって、どうですか?

日常がすごく気持ちいいです。
快適だし、いつもちょっとわくわく感があって。

それはなぜ?どういうところが?

都会のマンションやアパートに住んでいた頃は、いつもなんとなく「閉じ込められている感」があった気がします。
でも古民家には開放感があって、やっぱり日本人のスケールにあわせてあるというか、日本人がちょうど心地よく過ごせるスケールに作られているような気がします。

古民家と都会の家(マンションなど)と、一番どこが違いますか?

広さと、そしてユーティリティーの高さでしょうか。
ふすまを取っ払えばだーっと広くも出来るし、区切り方によって自由にカスタマイズできるのが便利で楽しいです。
 
ただその代償として、プライベートな空間は作りにくいですね。
 
あとは、隣家との距離が広いですから、夜でも早朝でもおかまいなしにギターが弾けちゃいます。
太鼓はさすがに、朝9時以降にしていますけど。笑

「都会のアパートで子育てしていたらかわいそうだった」

田舎暮らし|移住者のリアルボイス|能登美代ポートレート

能登美代さん
移住元→先

埼玉→岡山市→岡山県美作市

移住年月

2012年6月(美作市への移住)

移住したときの家族構成

夫:能登大次(37歳)、妻:美代さん(33歳)、長女:菊花ちゃん(1歳)

移住前のお仕事

デザイナー(能登夫妻

移住後のお仕事

主婦、時々デザイナー

古民家の築年数

約80年

改修の有無

二階の倉庫の床を張り直し、オフィスに改装

古民家暮らしって、どうですか?

いいです!
虫が出るとか冬が寒いとかは嫌ですけど、、なにかしら対策すればなんとかなるし。
 
昔は生粋のマンション派でしたが、今では古民家の方がいいなと思うようになりました。

それはなぜ?どういうところが?

子供が遊び盛りなので、ふすまを全部とれば家の中でも思いっきり走り回れるくらい広くなるのがいいです。
 
そして仕切りたいときはふすまを入れればいいし。
すごく便利。
 
今思うと、都会のアパートで子育てしていたらかわいそうだったなって。

古民家と都会の家(マンションなど)と、一番どこが違いますか?

都会の家は息苦しかったですね。
古民家は呼吸している感じがします。空気が通るし。湿度も適度に調節してくれるし。

「ボタン一つで解決する都会の家とはぜんぜん違う」

DSC_4883

井筒耕平さん、木綿子さん
移住元→先

東京→岡山県備前市→岡山県美作市→岡山県西粟倉村

移住した年月

2011年8月(岡山県美作市への移住)

移住したときの家族構成

耕平さん(36歳)、妻:木綿子さん(27歳)

移住前のお仕事

自然エネルギー関連会社員

移住後のお仕事

耕平さん:自然エネルギー関連会社員→起業(村楽エナジー株式会社)、木綿子さん:夫婦ユニットmenpei

古民家暮らしって、どうですか?

(二人とも)
グー!!

それはなぜ?どういうところが?

(木綿子さん)
何をしてても絵になるので、インテリアを作っていくのが楽しいです。
なんでも引っ掛けたかったら釘うてばいいし。笑
都会の賃貸ではそういう訳にいかないですからね。
 
(耕平さん)
家をDIYで直せるというのはいいですね。
あとは、五右衛門風呂が最高!湯が湧くまで1時間30分かかるんですけど。笑
でも薪を入れておけばいいだけだから、難しい事は何もないんですよ。
 
※二人は五右衛門風呂好きが高じてこんなこともやっています→ ゴエブロラボラトリー

古民家と都会の家(マンションなど)と、一番どこが違いますか?

(耕平さん)
なにをするにもアナログなところかな。
ボタン一つで解決する都会の家とはぜんぜん違います。
 
都会の家は、依存型の生き方を助長するようなテクノロジーばかり進歩していて、自立型の暮らしをしたい僕たちにとっては、都会の家はつまらないんです。
 
(木綿子さん)
こういう生き方をしていると、ライフラインが切れても生きていけるという自信がつきますよね。
都会にいる頃は炊飯器でしかご飯を炊いた事がなかったけど、火さえあればお米は焚けちゃいますし。
そういうことも含めて、田舎に来てからは生活のあらゆる面で選択肢が増えた気がします。

「日本人なら一度は古民家に住んでみて欲しい」

田舎暮らし|移住者のリアルボイス|山本夫妻

山本敦史さん、宇治(山本)侑香さん
移住元→先

大阪→ベルギー→岡山県美作市

移住した年月

2012年10月

移住したときの家族構成

山本敦史さん(28歳)、妻:侑香さん(28歳)

移住前のお仕事

敦史さん:ジュエリーデザイナー、侑香さん:テキスタイルデザイナー(会社員)

移住後のお仕事

敦史さん:ジュエリーデザイナー、野菜の販売、製材所勤務、ブライダルプロデュース、侑香さん:プロダクトデザイン(民芸新時代)、グラフィックデザイン、刺繍オーダー

古民家暮らしって、どうですか?

(侑香さん)
まず・・・寒いです。笑
 
それは別として、古民家に住んでみてまず感じたのは、日本家屋の作りが日本人の性質に関連しているな、ということです。
仕切っているような仕切っていないような、この仕切り方の曖昧さ。
そして空間をフレキシブルに使えるという機能性。
 
(敦史さん)
そう、「日本人のルーツ」を感じることができる、っていうのはありますね。
この日本家屋という入れ物だからこのタンスがあり、その中にこの食器があり・・・そしてこの生活があるという。
 
(侑香さん)
実際、これまで気に入って使っていたものを古民家に置いてみると、全然合わなかったりすることがよくあります。
 
あと、壁がないから絵を飾る場所がないんですよ。
でもそこで、ふすま・床の間・掛け軸がアートだったんだ、って気づいたんです。
これが日本人の表現だったんですよね。
 
(敦史さん)
それだけではなくて、汲取のトイレを奥に作ってあったりするのも、日本人的な配慮ですよね。
私たちの場合、ヨーロッパから一気に築100年の古民家に移ったので(笑)、とくに敏感なのかもしれないですけど。
 
あとはもっと単純に、木造の良さ、っていうのはありますよね。
壁紙で覆ってしまうんじゃなくて木が見えている。
日本人て木を大切にしてたんだなーと。そういうのが見える気がします。
 
実際、地元の人は今でもみんな木の事に詳しいんですよ。
そういう意味では、ちゃんと地域に合った住居が建っているんだなーと、思います。
 
(侑香さん)
なので、日本人ならぜひ一度は古民家に住んでみて欲しいなと、本当に思います。

古民家と都会の家(マンションなど)と、一番どこが違いますか?

(侑香さん)
夏がすずしい!
 
(敦史さん)
うん、空調管理はいらないよね。
 
(侑香さん)
引き戸しかない!
 
(敦史さん)
木が多い。
 
(侑香さん)
もう全部違う!笑

 


 

さて、「移住者のリアルボイス」いかがでしたか?
 
みなさんすっかり古民家にはまっていますね。笑
夏の涼しさ、快適さ、広さ、などもさることながら、もっと深いところで、山本さん夫妻が挙げていた「日本人らしさ」がなにか関係しているような気がします。
そして古い家ならではの不便さを、井筒さん夫妻のように楽しさに変換していけるかどうか、が古民家暮らしを成功させる鍵なのかもしれません。
 
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能登 大次

山村クリエイティブディレクター 1974年生、仙台出身。2005年、妻とともにプロダクトデザイングループ「能登夫妻」を立ち上げ、企画から生産まですべて自分で行うセルフプロダクションのスタイルで活動。 2012年4月、中国山地の山村「梶並」へ電撃移住。美作市地域おこし協力隊の一員として農・林・移住促進事業・地域商品開発・地元高校の講師などなど東奔西走しながら、妻と小さな娘とおてんば犬との田舎暮らしを満喫中。 >この著者の記事一覧

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1 Response

  1. 2014年10月5日

    […]  山本夫妻のインタビューはコチラ。  ※移住者8人のうち最後に登場しています。 […]

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